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土地の境界とは

土地の境界とは
土地は人為的に区画しなければ広大な一つの土地にすぎません。しかし、これでは使い勝手も悪く生活の基盤とならず、また所有権などの権利の対象としても適しません。
そこで、人為的に区画することにより双方の土地の「境」が生じ、一区画の土地が形成され、一区画ごとに地番が付けられ、その結果一筆の土地が形成されることになります。
この隣り合う土地(地番)どうしの境を一般的に「境界(筆界)」と呼びます。
 
ピザで例えてみましょう。

1枚のピザ 広大な土地
ピザカッターでカット 土地の区画
切れ目ができる 境界ができる
切れ目で食べる分が決定 境界線で土地の範囲が決定
(地番の界=筆界)
ピザを食べる事ができる
分が決定
土地を所有する事ができる
範囲が決定 (所有権界)
このようなイメージで土地が形成されることとなります。
 
この「地番の界(筆界)」を歴史的にさかのぼってみますと、明治政府が行った地籍調査で村、大字などを一つの区域とし、これをさらに区画して一区画の土地とし地番が付けられました。これらの手続きにより土地に公簿いう制度が与えられ、筆界が形成されたとされています。
 
このことから考察しますと、「地番の界」である筆界はあくまでも「地番の界」であり、県界、市界、町界などと同様に扱われるべきものであり、個人が自由に扱うことができない「公法上の境界」となることがご理解いただけると思います。
 
この「公法上の境界」 = 「地番の界」 = 「筆界」により区画された土地は不動産登記法第35条により「登記所は、法務省令で定めるところにより地番を付すべき区域を定め、1筆の土地ごとに地番を付さなければならない」と定められています。
 
これらのことから、筆界は新たに地番が生まれる場合(土地区画整理、土地改良、分筆など法律に基づくもの)以外は、「土地の筆界は明治時代から存するもの、受け継がれているべきもの」であるはずなのですが、筆界は地表面に境界線という有体物が存在するわけでなく目に見えません。
 
ピザのようにカットすることができ、物理的に切り離すことができれば問題は起きないのでしょうが、土地はそのような訳にはいきません。物理的に切り離せない、有体物が存する訳でもない、目にも見えないため、現地の状況の変化、人間の記憶力の問題などで筆界が不明になりトラブルの種となってしまうわけです。
 
筆界が目に見えない??
上記で書いたように、筆界は目に見えません。現実には地表面にロープを張って確認したり、また図面上では線で図示したりします。従って何か筆界線といった有体物があるような感じになってしまいますが、実際にこれは筆界の目印であり筆界そのものではないのです。
 
そこで、筆界が目に見えないということを補って、筆界が分かるようにするために「目印」すなわち「境界標(杭)」が必要とされるわけです。つまり「境界標(杭)」とは、人為的に設置された筆界の目印となるべき物ということになるでしょう。
 
上記のように、境界杭は目印として人為的に設置されるものですので、全ての筆界に境界杭が存しているわけではありません。また、「人為的に設置」されることの反対に「人為的に亡失」ということも珍しくありません。大きく分けますと、「境界杭が設置されている土地(地域)」「境界杭の設置されていない土地(地域)」「境界杭が設置されたけど亡失した土地(地域)」「境界杭は設置されているはずだけど記憶が定かでない」となるのではないでしょうか。
 
と、ここまでが筆界の大まかなお話です。
 
「公法上の境界=筆界」に対し「私法上の境界」も存在します。
私法上の境界とは、所有権、借地権、占有権などの権利の範囲を表すもので「公法上の境界」と異なり、個人が自由に決めることができる境界をいいます。個人が自由に決める事ができる・・・すなわち、所有権界、借地権界、占有権界などはお隣同士の話し合いがまとまればどのように決めても問題ないということです。

境界と筆界
境界とは、人為的に区画した土地の境で、土地を特定、独立させるものである。
 
そして、土地取引・固定資産税(土地)徴収あるいは土地の利用など社会の秩序を維持し、土地の利用を確保し互いに侵害しないために、土地を特定し境界を明確にするこ
とが現在の経済制度においては必要不可欠です。
 
不動産登記法第123条1号において、筆界とは、表題登記がある一筆の土地とこれに隣接する他の土地(表題登記がない土地を含む。)との間において当該一筆の土地が登記された時にその境を構成するものとされた二以上の点及びこれらを結ぶ直線をいうものと定義されています。
 
また、筆界は、過去に当該一筆の土地が登記された時(当該一筆の土地について表題登記がされた時のほか、分筆や合筆の登記により当該土地が登記された時)にその境を構成するものとされた線であるから、その後分筆や合筆の登記手続きにより変更されていない限り、その線が現在の筆界ということになる。(民事月報60巻5号28ページ)
 
筆界により区画された土地は、不動産登記法上一筆の土地として地番を付し(法35条)、土地登記簿の表題部に記載される(規則4条)。
 
所有権は、本来、一筆の土地について一個の所有権が存在することとなるが、判例上、一筆の土地上に2個以上の所有権が成立するとされていることから、筆界(筆界を、講学上「公法上の境界」と称されている)と所有権の境とは必ずしも一致しないものです。
 
なぜなら、筆界は当事者の合意によって変更することはできないが、所有権の境は、当事者の合意等によって、移動することができるからです。
 
一筆の土地上に2個以上の所有権境が生じた場合には、登記制度上、これを表示することができないため、所有権の境ごとに、一筆の土地を区分け(分筆)し、新たに筆界を設け、所有権の境と同じくする必要があります。
 
筆界は、所有権の境と異なり、現場では目に見えないことから、境界紛争の一因ともなり、筆界を明らかにしておくことは、重要なことであると考えられます。

境界標(境界杭)とは
ここでは、境界標(杭)のお話です。
 
ある地番の土地とそれに隣接する地番の土地との境界(筆界)自体は、目に見えるものではありません。これは、人間が勝手に土地と土地を区切って法律的に意味を持たせたものであって、もともと自然界には存在していないものということは上記で説明させていただきました。
 
故に、何らかの方法でその境界を目に見える状態にしておくことまた、境界を認識させる必要がお隣同士の境界紛争や、不動産取引を行う上において必要なことから生まれたものです。
 
しかし、自然界に存在したものを利用して境界としたものはあります。
例えば、尾根や川など自然の地形を利用した境界や、山林の境界標識として利用されている境界木と呼ばれる樹木などがあります。
 
境界標としてどのようなものを設置すべきかは、法律上特に規定はありません。よって当事者が話し合いにより決めることとなります。
しかし、紛争予防としての役割を果たすものですから一般的には・・・・
1、一目で境界標と分かり、容易に発見し易いもの
2、容易に移動できないもの
3、腐食せず、長い年月に耐えうるもの
となっており、コンクリート杭、石杭、プラスチック杭、金属鋲などが用いられます。
 
登記申請と境界標
土地の分筆等の登記申請をする場合には、申請書に「地積測量図」の添付が必要です。
この地積測量図には、原則、当該土地の境界標を記載することとなっています。
そして、地積測量図に記載される境界標は、永続性のある石杭、コンクリート杭、合成樹脂、または、不銹鋼等の耐久性を有し、かつ容易に移動しないように埋設されているものに限るとされています。(昭和52年9・3法務省民事局第三課長)

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